ビッグバン宇宙論

子供の時に不思議に思って、知りたいことが3つありました。

①一番遠いところはどこか?

⓶生命は一番最初 何から生まれたのか?

③心はどこにあるのか?            です。

この質問には大人でも答えられないのだということがすぐにわかりました。まだ、人類が完全にはわかっていないので。

そういう「不思議?」が先にあって、調べたりして、今までにわかっていることを学ぶと、知的好奇心が満たされて、テンションが上がりますね。

ウチの子供たちの世代は、小さい時から情報量が圧倒的に多く、好奇心を満たしやすいので、興味のあることの研究者を夢みる子供たちも多いのではないでしょうか。

上の三つの問いは世界共通で、今まさに研究が進んでいて、いつか人類はそれを解明する日が来るのでしょう。ワクワクします。

さて一番遠いところはどこですか? という問いですが、2006年の世界的ベストセラー「ビッグバン宇宙論(サイモン・シン著)」に答えがありました。ビッグバンが起こったそのときが一番遠いところだと考えられています。一番昔が一番遠いところなんです。

『人類は幾千代にもわたって空を見上げてきたが、われわれはその中で特別な世代に属するという栄誉に恵まれた。われわれの世代になって初めて、宇宙の創造と進化についてかなり満足のいく、合理的で首尾一貫した説明ができると言えるようになったからだ。ビッグバン・モデルは、夜空に見えるすべての起源をエレガントに説明するという点で、人間の知性と精神が成し遂げたもっとも偉大な成果のひとつである。』ー「ビッグバン宇宙論」より引用ー

このロマンチックな文章にも魅かれて、子供の時からの好奇心を満たすため、一気読みし、今でも書棚にある本です。人類はどうやってこの遠い地点にたどり着いたんでしょう。

要点に少し触れると、まず観測技術の発達です。大きな望遠鏡と写真の感光板を使うと観測できる星が増えるのです。例えばプレアス星団には肉眼で見える星は7個だが、望遠鏡を使ったガリレオには47個見えて、フランスのアンリ兄弟の時代には、写真技術の発達により、長時間露光をすると2326個の星を写すことができるようになるのです。

次に望遠鏡は遠くて光の強い星の中に、変光星という明るくなったり暗くなったりする星を見つけます。そしてその変光周期によって、実際の星までの距離を見積もれるようになります。エドウィン・ハッブルが星雲内にケフェウス型変光星を見つけ、その星雲は天の川銀河のはるかかなたにあることを証明します。星雲は別個の銀河であり、宇宙には数えられないほどの銀河があることがわかります。

観測できる星の光の波長にズレがあることがわかり、「ドップラー効果(救急車のピーポーピーポーが近づくときと遠ざかるときで音が変わるあれ)」で近づく星の光の波長と遠ざかる星の光の波長が観測でき、銀河の大半は天の川銀河から遠ざかっていることがわかるのです。宇宙は膨張しているという理屈になり、逆に昨年は今日より銀河どうしが近いとすると、過去のどこかですべての銀河が重なっていたことになる。こういう順番でビッグバン理論が出来上がります。

今では138億年前がビッグバンで、現人類の持つジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡はビッグバンから3億7000万年後くらいまで観測できているらしいです。人類と宇宙の関係性を物語として学べる傑作科学ノンフィクション「ビッグバン宇宙論」、おススメです。

好奇心を満たす読書は、脳の中の日常使っているスペースと別のスペースを使っている感じがして、気分転換にもなります。面白い。

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